未成年時の2度にわたる喫煙で所属事務所を解雇、男女関係における騒動や自ら命を絶とうとした過去、結婚、出産、夫の逮捕を経て現在は離婚協議中。加護亜依(27)ほど波乱に満ちたアイドルがいただろうか。そんな彼女が、また新たな災難に見舞われていた。
「加護が夫との離婚を決意した時、周囲は会見を開くことを強く勧めた。公の場できちんとミソギを済ませれば、バツイチタレントとして芸能界で再起への道筋もできる。そうしなかったのは、とても人前に出られる状態ではなかったから。実は夫と喧嘩したあとの痛々しい姿をさらしたくなかったというんです。都内のマンションで引きこもり生活を強いられていると聞いています」
こう加護の近況を明かすのはある芸能関係者だ。夫との喧嘩の原因に触れる前に、加護の結婚生活を振り返ると──。
加護が会社役員のA氏との結婚を発表したのは11年12月。翌年6月に長女を出産している。都心の高級マンションに暮らし、近所では家族3人で仲よく食事する姿がたびたび目撃されていた。
昨年夏に加護がユニット「Girls Beat!!」でアイドルとして再デビューした時は、A氏のバックアップがあったと言われている。
まさに加護を公私両面で支えたA氏だが、昨年10月に法定金利を上回る利息で知人に金を貸しつけた出資法違反の容疑で逮捕。のちに不起訴処分となったものの、事件をきっかけにA氏と暴力団との関係が浮き彫りになった。
芸能関係者が証言する。
「事件が起きてから、飲食事業などA氏の商売がうまく回らなくなった。そんな折、A氏のところに舞い込んだのが、加護のイメージDVD出演のオファーでした。カラミはナシでも、トップレスになることで1億円近いギャラを提示された。お金も魅力的だったが、恩義のある人間からのオファーで、A氏は断るに断れず、しぶしぶ応じてしまったのが、今回の騒動の発端です」
A氏はヌードの話を持ち帰り、加護に打ち明けた。ところが、加護はかたくなにヌード出演を拒んだ。
「加護の断り方も、『そんなの無理』とそっけなかった。プライドが高いA氏にとって、そんな態度がしゃくに障ったのでしょう。口論の末、大喧嘩になってしまったことで、夫婦の亀裂は決定的になった」(芸能関係者)
そして4月3日、加護は約半年ぶりにブログを更新し、近況をこうつづった。
〈私、加護亜依は、夫と別居し離婚に向けて協議中である事をご報告させて頂きます〉(ブログより引用)
さらに今後についても、
〈1人の母として、芸能活動を再開して、少しでも恩返しができたら〉(同引用)
と復帰への意欲をにじませた。
だが、当の加護は1カ月以上も公の場に姿を見せていない。
かつて加護が家族3人で頻繁に訪れていた韓国料理屋の店員に話を聞くと、
「以前は週3くらいで来られたのに、3月頃からまったく姿を見ませんね」
数年前、あるAVメーカーの幹部からじきじきにヌードを打診された時も「絶対に無理」と拒絶した加護。
もっとも、彼女の“全裸復帰”は大歓迎なのだが‥‥。