スポーツ

錦織圭、浅田真央…一流アスリートと名コーチを結ぶ母親の愛

20150613nishikori

 全仏オープンベスト8に進出したものの惜しくも敗れ、初のグランドスラム制覇は次回以降へ持ち越しとなった錦織圭。それでも、日本人男子の8強入りは82年ぶりの快挙であった。

 近年の目覚ましい活躍の陰には、いわずと知れたマイケル・チャンコーチの存在がある。13年12月にチャンをコーチ陣に迎え入れた錦織だが、一部のネットなどでは、2人の出会いをアレンジしたのは松岡修造・錦織組ととんねるずが対戦し、とんねるずの助っ人にチャンが現れたTV番組だったと語られている。しかし、2人の出会いはそれ以前であり、しかも、二人をつないだのは錦織の母親なのだという。

「錦織は、11年11月に都内で行われた東日本大震災復興チャリティイベントでチャン氏と対談し、面識はあったものの、その後しばらくはチャンと連絡を取っていませんでした。たまたまある試合会場でチャン夫人と錦織の母親がバッタリ出会い、チャン夫人が『何かあったらいつでも連絡を下さい』と、持っていたレシートの裏にチャン氏の電話番号とメールアドレスを書いて錦織の母親に渡したのです」(スポーツ紙記者)

 母親は、当時世界ランクトップ10の壁をなかなか破れず悩んでいた錦織にチャンのコーチ招聘を勧め、錦織はそのメモを頼りにチャンに連絡したという。

 一方、フィギュアスケートの浅田真央も、佐藤コーチに指導を依頼したのは、今は亡き母、匡子さんだった。10年夏、バンクーバー五輪銀メダルに世界選手権制覇とすでに数々の実績を残してきた浅田の指導を、佐藤氏は後に、「今さら、私がどうのこうのっていうことでもないでしょうとお断りしていた」と語っている。しかし、何度断っても頭を下げて頼む母の熱意に、佐藤コーチはついに了承したのだ。

 アスリートと名コーチの二人三脚。しかしその紐を結びつけるのは、母親というキーパーソンの力だったりするのだ。

(芝公子)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」