7月5日スタートの日本テレビドラマ「デスノート」が、世界120カ国以上で放送・配信されることが決まった。海外でも人気の高い作品ゆえ、ファンからは期待の声が寄せられているが、いっぽうで配役や設定に対する不満の声もあがっている。
もっとも多い不満は、ニア役を女性の優希美青が演じる点だ。海外の掲示板サイトには「なぜ女性が演じるんだ?」「カツラが不自然だろう」「女性が演じるくらいならニアがいなくてもいい」など、この配役に対する不満が数多く寄せられている。
夜神月役の窪田正孝とL役の山崎賢人については、「もともと彼らのファンなので嬉しい」という意見もあり、ニア役に比べると不満の声は少ないようだ。それでも、「この配役はむしろ逆じゃないか?」や、「月はいいが、Lは貧弱すぎる」といった意見も。また映画版と比較して、「フジワラタツヤとマツヤマケンイチの印象が強いので、違和感を感じる」という声もあり、全体的な傾向として日本のファンと同じような印象をもっているようだ。
実写ドラマ版への期待感については、「早く観たい!」といった歓迎の声が多いなか、「ボクの場合、いいねが20%、興味が20%、残りの60%は不安」と、具体的な数字で作品の出来栄えを心配するファンもいて興味深い。一方で「マンガと映画化で十分! これ以上は必要ない!」と拒否感を示すファンもいるようだ。
なお、ほとんど不満の声が聞かれないのはミサ役の佐野ひなこだ。彼女に対する声のほとんどが「かわいい!」というもので、「ミサにピッタリ」という意見も多く、ベタ褒めと言えるほどに肯定的な意見が多い。
このミサ役に関しては、日本国内では「ミサ役にはセクシーすぎる」「声が苦手」といった意見があるほか、「この配役は無理」、「ありえない!」などと完全拒絶の声も少なくない。このあたり、ミサ役に期待する国内外のイメージの違いが表れているようだ。ニア役もセクシー系のタレントにしたら、海外での受けが良くなったりして?
(金田麻有)