視聴率が1桁台を記録するなど崖っぷち状態のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、「主演である以上、私の力不足」と発言、「責任」を一身に背負っているのが井上真央(28)である。ドラマ関係者は、現場の迷走ぶりについてタメ息をついた。
「テコ入れのために脚本が大幅に書き直されました。当初なかった新しいキャストが加わり、中にはリハーサル5日前にオファーを出された役者もいて大混乱。こんなことは、過去の大河にはありませんでしたね」
その脚本修整に伴い、「低視聴率女優」の出番も削られることになった。ドラマ関係者が続けて明かす。
「撮影現場の井上は、どこか所在なさげにたたずんでいます。しかし出番がない時も白の長襦袢を着て、他の俳優陣の演技を陰から見守っている。時代劇の撮影では女優がブラジャーを着けることはありません。あの白い布のすぐ下に乳房があるかと思うと、ついつい視線が胸元に行ってしまう。『大奥編』の撮影が始まってからは衣装もより華やかになり、衣装替えにも時間がかかる。長襦袢姿で過ごすのも、少しでも撮影をスムーズに進めるための配慮でしょう」
薄い布の下に乳房が‥‥という無防備な姿にドキドキしたと、興奮を隠さない共演者もいたという。
視聴率とは裏腹な、周囲の高ぶりを誘う井上の「ブラなし待機」について「ごく自然なこと」と解説するのは、芸能ウオッチャーの酒井十三氏である。
「子役時代から芸能界に身を置くため、スタッフや共演者に見られることへの抵抗感が少ない。12歳で出演したドラマ『キッズ・ウォー』でも着替えシーン、チャイナ服、大人びた水着姿を大胆にさらしていました。同作品では『私ってセクシー』というマセたセリフもあった。大人になってブラなしぐらいは、彼女にとって当たり前のことです」
そんな井上の抵抗感のなさは、大河の低視聴率で失墜した名誉を挽回する絶好の材料となるようで、
「巻き返しのためには、意外性を求められます。かといって、いきなり脱ぐとなると、焦り感まる出し。映画の中で大人の役をやるのがいいでしょう。国際映画祭に出品するような作品で、絡みのシーンに挑む。今までより大人の艶感が出たシーンを、園子温監督あたりに撮られるのがいいでしょう」(芸能ジャーナリスト・安良佳人氏)
井上真央の正念場はまだ続く。