昨年、35年ぶりとなるグラビアに挑戦し、奇跡の50代と話題になった大場久美子(55)。アイドルだった当時から天然と言われてきた大場が、7月30日放送の「ライオンのごきげんよう」(フジテレビ系)でも、その天然っぷりを発揮してみせた。
番組ゲストとして同世代アイドルの石野真子(54)と一緒に出演した大場。石野がシックなワンピースで年齢相応の美しさを醸し出していたのに対し、大場は大好きだというピンク色のドレス姿で登場だ。頭にはピンク色のリボン、肩から胸元にはピンク色のコサージュをたすき掛けにし、その姿は肌を露わにした林家パー子といったところか。
「チャンネルを変えたら、ちょうど全身ピンク色の女性が『キャハハハ!』と素っ頓狂な笑い声で爆笑していたんです。一瞬、真っ昼間から林家パー子? って驚きましたね。でも肩や二の腕が出ているし、この人誰なんだろうと思っていたら大場久美子だっていうから、二度驚いちゃいました」(同番組を観ていた40代主婦)
とても50代には見えない若々しさを保つ2人だが、番組に臨むテンションは大違い。というか、とにかく大場がキレッキレなのである。「自分へのダメ出し」というコーナーでは、「足が大きい、顔が大きい、目が大きい!」と絶叫。思わず司会の小堺一機が石野に話を振るも、石野は呆れたように「うーん‥‥」と唸るばかりだ。
また、芸能界で1年先輩にあたる大場は、石野のブログをよく見ていると告白。テンション高めの口調で、「お花やガーデニングなど、すごくゆとりのホワーっとした素敵な空間を過ごしてらっしゃる」と石野を持ち上げるものの、石野は「はあ‥‥、そうですねえ」と応えるのみ。大場の天然っぷりについていけない様子だった。
そんな天然っぷりに加え、突然何を言い出すのかわからないのは大場の個性でもある。この日もアイドル時代に若手俳優につきまとわれていたことや、野球選手に電話番号を渡していたことを自ら暴露。19歳で歌手を卒業したときには、記者会見で「私は音痴だから」と暴露したのは有名な話だ。
極めつけは、テレビ番組で離婚を告白したこと。2007年9月の「週刊えみぃSHOW」(読売テレビ)にて、“芸能お宝鑑定対決”というコーナーにVTR出演した際に、「別れました、2年前に。テレビで言うの初めてですね」と前触れもなく語ったのである。離婚については親戚にも隠していたそうだが、そんな大事な話を大阪ローカルの番組で初公開したのだから驚くしかない。
そんな天然エピソードにあふれる大場だが、アイドルとしては大人気を誇っていた。歌手卒業に際して日本武道館で「さよならコンサート」を開催したが、これは女性アイドルとしては初となる武道館単独公演だったのである。そんな実績が、50代の今でも美しさと高いテンションを保つ原動力になっているのかもしれない。
(白根麻子)