芸能

関西テレビ、ドラマ「HEAT」大爆死でフジテレビへの発言力が急低下!

20150813heat

 ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)が8月11日放送の第6話で、2.8%という記録的な低視聴率を記録した。前クールのドラマ「戦う!書店ガール」を下回る数字となったことで、両ドラマの製作を担当している関西テレビは厳しい状況に追い込まれたかもしれない。

「HEAT」が放送されている火曜22時枠は、民放局のプライムタイム(19時~23時)としては唯一、準キー局が製作する枠として知られている。しかも今回の「HEAT」では早くも映画化が発表されるなど、関西テレビにとってはかなり力が入っているドラマだったはずだ。

 その映画「DRAGON」で関テレは、KADOKAWAとタッグを組む。そこで気になるのがフジテレビとの関係だ。フジテレビが映画製作に積極的なのは有名で、かつては「踊る大捜査線 THE MOVIE」、最近では「HERO」とヒット作は数多い。通常ならドラマの映画化ではフジテレビが主導権を握るが、この「HEAT」から「DRAGON」の流れはあくまで関テレが主導しており、異例の体制となっているのだ。

 これで「DRAGON」がヒットすればまだいいが、もし興行成績が振るわなかった場合には、ドラマも映画もコケさせたとして、関テレに対する風当たりは相当なものになるだろう。しかも、ただでさえ関テレはフジテレビに対してライバル心をむきだしにしているという。フジテレビ関係者はこんなエピソードを教えてくれた。

「FNS27時間テレビの中継では、関テレが持ち時間を超過するのは毎年恒例です。フジテレビ側のTK(タイムキーパー)が『もうどうなっても知らないぞ!』とサジを投げたこともあります」

 このエピソードに象徴されるのは、関テレの自由奔放な振る舞いだ。阪急阪神東宝グループの一員というプライドもあって、関テレには「フジテレビ、なにするものぞ!」という気概があると言われている。フジテレビの深夜番組が関テレではほとんど放送されないのもその一端だろう。

 そして関テレは今回、フジテレビのお株を奪う形でドラマの映画化に乗り出した。大手出版社とタッグを組み、EXILEという大人気グループを起用し、消防庁まで巻き込んだ今回のプロジェクト。これが成功すれば、フジテレビが築き上げたビジネスモデルを自力で達成できるわけである。

 一方でこのプロジェクトが失敗してしまったら、フジテレビに対する発言力が大幅に低下する可能性は高い。いまや関テレは「HEAT」をなんとか平穏に終わらせ、映画「DRAGON」をヒットさせるという厳しい命題に直面している。映画版では最低でも主役をAKIRAから演技上手な役者に変更するテコ入れは必須だろう。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」