7月7日に放送されたドラマ「HEAT」(フジテレビ系)の視聴率が6.6%だったことがわかった。同ドラマは主演にEXILEのAKIRAを起用し、初回2時間SPを放送したものの、視聴率は伸び悩み、厳しいスタートとなった。
「フジの火曜ドラマといえば、4月期に放送されていた『戦う!書店ガール』が、低視聴率により打ち切りとなり話題になりました。その後に始まったのが今回の『HEAT』ですが、こちらも初回から6.6%と大惨敗。さらにネット上ではAKIRAの棒読み演技への批判が殺到しており、脚本の評判も良くないため、今後さらなる視聴率低下が懸念されています」(テレビ誌記者)
6.6%という数字は、「戦う!書店ガール」の初回6.2%と0.4%しか差がない。今後さらに下がるとすれば、AKIRAの俳優生命にも関わることになりそうだ。
また、「HEAT」はドラマの放送前に映画化を発表したことに注目が集まっているが、このままドラマが大コケしても、フジテレビはすでに引くに引けない状況にあるという。
「『HEAT』はすでに映画化が決定しており、総務省消防庁が全面協力するだけでなく、メディアミックスの小説版には角川が絡むなど、壮大なプロジェクトがすでに進行中です。今さら、視聴率が低いからといって引き下がることはできないでしょう。とはいえ、クランクインは来年ですから、映画にはなんらかのテコ入れがあるかもしれない。今回のドラマを見た視聴者からは、脇の消防士役・佐藤隆太を主演にした方がよかったという声が多くあがっていますから、少しでも収益をあげるため、メインのキャラを佐藤に移した脚本が書かれる可能性はあります」(映画誌記者)
「HEAT」が第二の「海猿」となるのには、まだまだ問題が山積みのようだ。