国内でもジッと羽を休めることができないのか、鳩山氏の“異次元奇行”はこのところ急加速している。
1月中旬には、作曲家の三枝成彰氏が団長の六本木男声合唱団倶楽部が主催するミュージカルに出演。鳩山氏は女性米大統領役で、ボブカットのカツラに不気味なメイクで登場した。
「稽古のために、ふだんから女装姿で出歩くことがありました。本人は気に入っていて、写真を撮って携帯の待ち受け画面にしていたそうです」(政治部記者)
趣味で週に1度はヨガに通う一方で、昨年末の会合で知人には、
「今の悩みは奥さんがフィギュアスケートの高橋大輔選手に夢中で、大会に出場するたびに交通費や宿泊費がかかりすぎるんだよね。私のほうは時間があるので日本に貢献できる活動をしようと思っているんだ」
と話していたという。
政治活動にまだ未練があるようだ。維新の党の松野頼久衆院議員が代表に就任した時には、以前、鳩山グループのメンバーだった民主党の羽田雄一郎参院議員や維新の党の小沢鋭仁衆院議員らに声をかけて、お祝いの会を開いている。
「鳩山グループのメンバーは鳩山氏が引退してから所属の党がバラバラになりました。それでも政権交代の実現を名目に、定期的に“鳩首会談”を開いています」(政治部デスク)
総理時代に普天間基地移設について「最低でも県外」の展望なき発言で、沖縄県民はじめ国際社会の日本への信頼を失墜させた。しかし最近では、その沖縄に軸足を置いているようだ。5月17日に、普天間飛行場の県外移設を掲げた県民大会に出没。他の参加者に交じり、観客席で辺野古新基地建設反対を訴えるメッセージボードを掲げていた。
「2カ月に1回のペースで沖縄に行っているようです。どの県に行くよりも温かく迎えてくれるとうれしそうでした。この前は、(5月の)訪米で成果なしと批判された翁長雄志沖縄県知事について、『自分の人脈を使って、オバマ大統領に会わせるなど支援してあげたい』と心配していました」(前出・政治部記者)
前出・知人には、北方領土問題についてこう話していた。
「このまま進展しないのは、日ロ関係にとってよくない。プーチン大統領と安倍総理の関係を戻して、仲直りさせてあげたいんだけどね」
このとどまるところを知らない「外交」妄言に、国際政治学者・藤井厳喜氏はこう憤る。
「鳩山氏の行動は、国益にならないどころか、マイナスばかり。これ以上、日本の安全を脅かし、名誉を汚すなら、国籍剥奪の法律を作ってでも、海外に追放するべきです」
国外と言わず、いっそ宇宙に追放してくれたほうが‥‥。