10月10日スタートのドラマ「掟上今日子の備忘録」(日本テレビ系)で主演を務める新垣結衣。原作のイメージを忠実に再現した白髪とメガネ姿が話題になっているが、今回のドラマ出演は新垣にとってリスクが高いと予想するのはテレビ誌のライターだ。
「このところ低視聴率ドラマが連発し、主演タレントの責任論が噴出しています。一方でガッキーは、これまで幸いにも連ドラでは平均視聴率10%割れしたことがない。もし今回のドラマが低視聴率に終わったら、彼女のブランドに大きな傷をつけかねません」
連ドラの主演は意外に少ない新垣。ここ5年では4作品のみで、直近の「空飛ぶ広報室」(TBS系)では平均視聴率12.6%と善戦していた。それに対し主演の単発ドラマ「らんま1/2」では7.9%という低視聴率を記録したことも。奇しくも今回のドラマと同様にマンガを原作としていたが、前出のテレビ誌ライターが続ける。
「今回のドラマは、熱狂的なファンを持つ作家・西尾維新が手掛けたマンガを原作としていますが、西尾はその特徴ある作風ゆえに好き嫌いが極端に分かれることで知られています。しかも、西尾が得意とする独特な文体やレトリックは、ドラマに反映するのは困難です」
そしてもうひとつ心配なのが、ヒロインの人物設定だ。寝ると前日のことをすべて忘れるため、自分自身の情報などを腹や足にマジックペンで書きこんでいるほか、気分が浮かれると肌の露出が多いファッションになるという。だが新垣はこれまで写真集をのぞいて、露出度の高い衣装を着た例はほとんどない。
「ガッキーはいい意味でも悪い意味でもセクシーさをウリにしていないんです。とはいえ27歳の彼女がいつまでも清純派で居続けることも難しい。ここで露出度をあげると従来のファンの不興を買いかねませんし、だからと言って露出を避けると男性視聴者はガッカリ。どちらに転んでもネガティブに出る恐れがあるのです」(前出・テレビ誌ライター)
あの新垣がおなかや太ももに書き込まれたメッセージを見るために、服をたくしあげる。そんなシーンが毎回あれば視聴率も期待できそうだが、果たしてどうなるだろうか。
(白根麻子)