とんねるずの木梨憲武が、タレントの見栄晴に仕掛けたドッキリが話題になっている。これは12月2日放送の「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)での出来事。木梨と藤井フミヤ、ヒロミの3人が歌っている背後に、見栄晴が呆然と立ちすくんでいたというものだ。
見栄晴は翌日未明に自身のブログで事の経緯を説明。木梨に急きょ呼び出され、指定された場所に行ってみるとマネージャーが迎えに来ており、そこからFNS歌謡祭の会場に連れていかれたのだという。本番後にはドッキリのお詫びとして木梨に飲みに連れていってもらったようだが、芸能ライターはこのドッキリに疑問を感じるという。
「2つの意味でガッカリしましたね。一つは歌番組で前振りもなくドッキリを仕掛け、しかも後始末すらしなかったこと。誰もこんなつまらないイタズラなんか期待していないですよ。そして二つ目は、なぜ見栄晴なのか。見栄晴の出世作『欽ちゃんのどこまでやるの!?』(テレビ朝日系)を観ていた40代以上ならともかく、それ以下の世代の視聴者は、見知らぬ人が紛れ込んでいると思ったかもしれません。ドッキリとはいえ、視聴者を置き去りにするのは違うんじゃないでしょうか」
放置プレーというイタズラを仕掛けたい木梨にとって、見栄晴はちょうどいい存在だったのかもしれないが、現在の視聴者にはピンとこない人選であることは確かだろう。このように木梨の嗅覚は、とんねるずの絶頂期だった80年代後半~90年代のままで止まっているのかもしれない。そんな木梨について芸能ライターが続ける。
「最近の木梨は笑いのセンスが世間とズレているともっぱらの噂です。人気特番の『スポーツ王』(テレビ朝日系)ではトークがことごとくスベっていると評判で、自身の見せ場であるサッカーのコーナーでも、人気選手相手につまらないトークを連発してサッカーファンから批判が集まっているほど。もうお笑い芸人としては引退すべきだと非難ゴウゴウの状況です」
近頃は個展を7回も開くなど、絵を中心としたアーティスト活動に熱心な木梨。還暦まではあと7年あるが、芸人のほうは早々に隠居して、自身の工房にでもこもってくれることを期待する声も少なくなさそうだ。
(金田麻有)