今年はデビュー35周年イヤーということもあって、そのゴリ押しぶりも最高潮に達しているマッチこと近藤真彦が、3日に放送されたバラエティ番組「櫻井有吉アブナイ夜会」(TBS系)に出演。10年以上ぶりとなるバラエティロケに挑戦して、その貫禄をいかんなく発揮した。
事務所の後輩であるHey! Say! JUMPの有岡大貴と伊野尾慧も同行してスタートした久々のロケだったが、後輩2人が自己紹介後に「ちなみに知ってました、僕たちのこと?」と聞くと、強めの口調かつ食い気味に「知らないよ!」と返答するなど、オープニングから不機嫌なオーラを漂わせる近藤。また、タクシーに乗って移動する際も、後輩2人がカメラに一番映る真ん中の座席を近藤に勧めるも座りづらいからという理由で断固拒否。業界の常識を重んじる二人は「でも‥‥」と困惑していると「いいから乗れ!」と圧力をかけ、無理やりタクシーに押し込むなど、終始、近藤のペースでロケは進行した。
さらに、近藤の希望で大食い対決を決行することになり、大食いチャレンジの有名店でジャンボラーメン3杯の完食に挑むことに。だが、近藤は1杯目を食べ始めて5分で「なぁ、やめよう」と言い出すなど、やりたい放題。その後、目標を1杯完食に切り替え、店主の挑発的な発言で負けず嫌いな近藤の性格に火がついたこともあり、なんとか1杯を完食。スープを残して惜しくも1杯の完食もできなかった後輩2人に向けて「誰がいちばん強かったか、わかったな」とドヤ顔をしてロケは終了した。
Hey! Say! JUMPの2人が気の毒過ぎた今回のバラエティロケだったが、近藤はスタジオでそれを振り返りながら「すごく楽しかった。癖になりそう」とご満悦。その発言にファンが戦々恐々としているとテレビ誌ライターが語る。
「ジャニーズ事務所が上下関係の厳しい事務所であることは有名ですが、ある程度はテレビということで織り込み済みとはいえ、近藤があまりに幅を利かせていたため、接待役のHey! Say! JUMPの2人がビクビクし過ぎていて見るに堪えなかったという声を聞きました。特に10代、20代のジャニーズファンはマッチがどういう存在かいまいちわかっていませんから、今回のロケで受けた“ただ威張り散らしているオジサン”というイメージが、そのまま近藤のキャラだと思い込んでしまったと思います。もし、マッチがバラエティロケに頻繁に出るようになれば、そのたびに若手のジャニーズたちが犠牲になっていくのは必至。若手グループファンにとってあまり観たくない、笑えない番組になってしまうかもしれません」
案の定、放送中にはツイッターを中心に「やっぱりマッチさんは大嫌いです」「あんな扱いづらいゲストは初めて見た」「もっとも上司にしたくない有名人」など、相当ストレスの溜まるロケシーンだったことがわかる内容が書き込まれた。
同番組では「ジャニーズの帝王」と紹介されていたが、さらに暴君にならなければいいのだが‥‥。
(田中康)