20日に横浜国際総合競技場で行われた「FIFAクラブワールドカップジャパン2015」の「バルセロナ(ヨーロッパ王者)×リバープレート(南米王者)」決勝戦が行われた。
同じ時間帯で今年一番の高視聴率ドラマ「下町ロケット」(TBS系)が放送されており、他国同士の視聴率も心配されていたが、14.7%と高視聴率を記録。試合もバルセロナがメッシのゴールなどで3-0で快勝し、さすがの実力を見せつけ、サッカーファンも大いに盛り上がった。
だが、そんな大会の盛り上がりに水を差したのではと、日本中がヒヤヒヤする場面があったという。
「決勝前に同大会のメインキャスターを務めた手越祐也が所属するNEWSが大会オフィシャルソング『ANTHEM』を披露していましたが、誰が見ても一目瞭然なほどスタジアムは冷え切っていました。“ホーム”であるはずの日本でのステージで、これ以上ないほど完全なアウェイでしたね」(テレビ誌記者)
まるで、路上で知らない学生が歌っているのを1万人以上が素通りするぐらいの空気だったと言われたこの光景。ネットでも「頼むから日本の恥をさらさないでくれ」「これが世界に配信されてるって悪夢でしかない」「観てられなくてチャンネル変えてしまった」「バルサの連中がなぜ盛り上がらないのか疑問に思ったはず」など、拾い出したら止まらないほど酷評の声が聞こえた。
この放送事故ともいえる状況に、2020年に行われる東京オリンピックを危惧する声も続々。「ジャニーズでは同じことが起こる」「国立競技場よりこっちが問題だろ!」など、もう混乱状態だ。2020年は日本の芸能界のレベルがおおいに問われることになるかもしれない。
(佐伯シンジ)