3月23日、テレビ朝日系で3時間にわたり放送された特番「橋下×羽鳥の新番組始めます!」。
昨年末に大阪市長を退任した橋下氏が「私人」として8年ぶりに出演するバラエティ番組とあって、放送決定直後から注目を集めていた。
4月からレギュラー化が予定されているという同番組だが、今回の放送を観たテレビ関係者からは「長続きしそうにない」と酷評の声が上がっている。番組制作会社スタッフはこう言って肩を落とす。
「多少なりとも期待していただけに、ガッカリしました。橋下さん自身としては久しぶりのバラエティの割に頑張っていたと思うんですけど、番組そのものがよくない。『橋下徹の“思い出の場所”を散策』とか『橋下徹にゴルフを教えよう』など、橋下さんに気を使うばかりで、一体誰が喜んで観るんだ、という内容でした」
ベテランの構成作家も畳み掛ける。
「橋下さんのネームバリュー以外、いっさい視聴率が期待できない番組ですよ。レギュラー放送開始後もこのレベルなら、下手したら1クールももたずに打ち切りになる可能性も十分あり得ますよ」
番組の冒頭、今春から自身の冠番組を持つことを理由に、あらためて参院選の出馬を否定した橋下氏だが、果たして参院選まで番組がもつかどうか。
(白川健一)