ベッキーの不貞問題が原因で、所属事務所サンミュージックプロダクションの経営が揺らぐと噂になっている。ベッキーの出演CMは全10社に及び、その多くが契約を更新しないと予測されているからだ。芸能ライターが過去の例を教えてくれた。
「酒井法子の薬物事件では、CM契約の違約金やキャラクター商品の回収などで損害が5億円にも及んだそうです。今回のベッキーは法律違反の行為ではないので違約金はなさそうですが、現在の売れっ子ぶりから考えると似たような減収額になる可能性がありますね」
しかもベッキーは同社の中でも稼ぎ頭の一人。2009年に事務所が現在地に移転した際には、明らかに家賃が高くなった建物を指して“ベッキービル”と呼ぶ人もいたとか。そんなベッキーが稼げなくなってしまうことで、事務所の経営に影響は出ないのだろうか。前出の芸能ライターが語る。
「一見、売れっ子タレントが少なそうに見えるサンミュージックですが、同社の強みは裾野の広さです。中でも全国に15カ所もの拠点を抱えるサンミュージックアカデミーは、経営面では屋台骨の一つ。子役や若手タレントを数多く抱える事務所のため生徒にも出番を与えやすく、デビューに近いスクールとして人気があります」
そんな同事務所には、子役や若手をメインに扱うサンミュージックブレーンという子会社もあり、ベッキーもかつてはこちらの所属だった。つまり同社には未来のベッキー予備軍がわんさかと所属しているのである。ベッキーの失速は一時的には痛手になるが、そこで空いた穴を埋めるタレントが現れれば、今回の不貞騒動は次世代のスターを生んだキッカケとして記憶されることになるかもしれない。
(白根麻子)