3月17日放送の「ひるおび!」(TBS系)において国際弁護士の八代英輝氏が、室井佑月から「国際弁護士、大丈夫?」と肩書きを心配されたエピソードが明かされた。そんなタレント弁護士やタレント医師に、ショーンKばりの経歴詐称をしている人物はいないのか。資格について詳しい週刊誌記者はこう語る。
「弁護士は弁護士会名簿に氏名が記載されており、登録した氏名を用いる義務があるので、詐称することは不可能でしょう。医師の場合も氏名などを厚生労働省が管理する医籍に登録する義務があり、こちらもやはり詐称は不可能。しかも弁護士や医師では、その肩書きを詐称すること自体が法律違反となります。ニセ医者が摘発されるのは法的な理由があるからなんです」
一方でショーンKが詐称していた経営コンサルタントはとくに資格が必要ない職種だ。こういった経歴の真偽はどうやって確かめればいいのか。前出の週刊誌記者はこんな方法を提案する。
「どんなに優秀な大学や大学院を卒業していても、いきなり個人でコンサルを始めるのは不可能なので、経歴には必ずコンサル会社や投資銀行、証券会社などの名前が記されているはずです。ただし悪知恵のある人物なら、山一證券のように倒産した企業の名前を騙るケースがあるかもしれません。そんな場合にはいま手掛けているクライアントの企業名を確認するといいでしょう。もし過去の事例しか持ち出さない場合は、怪しい可能性が高いですね」
ちなみに学歴詐称をする人物は、受験科目や履修科目などの詳細を問われると「昔のことなので忘れた」と言いがち。だが、高学歴な人物ほどそういった細部をよく覚えているものだ。もし周りに怪しい人物がいたら、忘れっぽさをアピールしていないかどうかに気を付けるといいかもしれない。
(白根麻子)