「新しくできた台本を読んで驚きました。主演にもかかわらず、草なぎの出番がやけに少なかったんです。1話目に比べると激減していて、脇役陣に焦点を当てたスピンオフドラマかと思ったくらいです」
ドラマ関係者がこう言って内情を明かすのは、SMAP草なぎ剛の主演ドラマ「スペシャリスト」(テレビ朝日系)。1月14日に放送された第1話は17.1%の高視聴率をマークしただけに、この“路線変更”はもったいない気もするが‥‥。
「登場シーンのカットは、やはりSMAPの解散報道の影響だと言われています。もし草なぎが移籍となれば、次作での起用はおろか、これまでのスペシャル版を含めた作品の再放送もジャニーズ事務所の意向で放送できなくなる可能性が高い。知名度のある人気シリーズだけに、草なぎがいなくても存続できるように、彼のイメージを徐々に薄めていく狙いがあったようです」(前出・ドラマ関係者)
一連の「解散報道」では、木村拓哉を除くメンバー4人が一度はジャニーズ事務所を退社する決意を示したという。各スポーツ紙が一面でこの騒動を取り上げた13日、ドラマスタッフの1人がみずからのツイッターにこう書き込んだ。
「朝からびっくりしましたね。でも明日『スペシャリスト』を観れば全て分かります」
高視聴率を記録してもなお、「主演が出番を減らされる」ほど、テレビ界においては視聴者よりも芸能界の力学のほうが優先されるようだ。