草なぎ剛主演のドラマ「スペシャリスト」(テレビ朝日系)が好調だ。初回視聴率が17.1%という好発進を見せ、第2話は12.5%まで下がったものの、1月28日放送の第3話では14.1%と復活。ほとんどのドラマが伸び悩むなか、V字回復で好調ぶりをアピールした形だ。テレビ誌のライターが説明する。
「見ごたえある本格的なサスペンスなのに加えて、草なぎによる抑制の効いた演技が功を奏しており、SMAPファンかどうかに関係なく物語を楽しむことができます。一話完結タイプながら、視聴者をぐいぐい引き込む緻密なストーリー展開のおかげで、次の回が待ち遠しくなる相乗効果を生んでいますね」
そんな「スペシャリスト」の第3話では、放送中に草なぎにちなんだキーワードを忍び込ませるという遊び心も披露していたという。前出のテレビ誌ライターが続ける。
「時限爆弾のカウントが始まるシーンで、2:44pmという現在時刻が大きく映し出されました。なんだか中途半端な時刻に感じますが、これはどうやら“ツヨシ”の語呂合わせらしいのです。ファンの間ではテレ朝の草なぎ愛を感じるとして話題になっているようですね」
そのテレ朝では、草なぎのレギュラー番組「『ぷっ』すま」を17年以上の長きにわたって放送し続けている。そこで培われた信頼関係は解散騒動程度では揺るがないのかもしれない。
(白根麻子)