スポーツ

競馬界“封印されたハチャメチャ事件”を発掘スクープ(1)北海道で起きた競馬法違反

20160204z1st

 何事にも表があれば裏あり。エキサイティングでロマンあふれる競馬の世界にも「触れられたくない事情」や「耳を疑う騒ぎ」が渦巻いている。思わず笑ってしまうものから「ふざけるな!」と叫びたくなるものまで、封印された仰天事件を一挙に公開しよう。

 昨年暮れ、大型馬が重い鉄そりを引いて争う「ばんえい競馬」(北海道帯広市主催)で有名な帯広競馬場に、北海道警の家宅捜索が入った。容疑は「競馬法違反」。競馬法は、八百長を防止するため、中央競馬、地方競馬を問わず、調教師や厩務員や騎手など全ての開催関係者に対して、馬券の購入を禁じている。

 ところが道警によると、その後の事情聴取で、ばんえい競馬の騎手1人と厩務員8人がネット上で馬券を購入していたことが判明。さらに、当該騎手を含む複数の厩舎関係者が暴力団員とゴルフなどに興じていた疑惑まで発覚し、地方競馬全国協会は当該騎手と調教師1人に対する免許の更新を年明けから見送った。ばんえい競馬の裏事情に詳しい関係者が明かす。

「帯広ばんえい競馬は、地方競馬で唯一生き残るガラパゴス的存在。最近はネット投票の普及で売り上げがかなり上向いていますが、それでも中央競馬に比べれば、調教師や騎手らの実入りは驚くほど少ない。それが闇勢力の介入を含めた八百長の温床になってきたと言われています」

 ならば、JRAが主催する華やかな「中央競馬」は大丈夫なのか。

 実は、健全な国民的レジャーとして市民権を得た現在でも、競馬関係者の間では、厩舎側の勝負度合いを示す「ヤリ」「ヤラズ」をはじめとして、「かます」「引っ張る」などの怪しげな隠語が飛び交っている。「かます」とは、興奮剤などの禁止薬物を馬に与える不正行為のこと。また、「引っ張る」とは、騎手が手綱を引くなどして、あえて馬を負けさせる不正騎乗を指し、いずれもレッキとした競馬法違反に当たる。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」