福山雅治が4月スタートのフジテレビ“月9”ドラマ「ラヴソング」で主演を務めることが発表され、話題となっている。
40代独身で元プロミュージシャンの男を福山が演じ、一人の女性との出会いをきっかけに音楽で心通じ合わせ、人生を取り戻していくというヒューマンラブストーリー作品だ。福山が主演を務めるのは、13年に放送された同局のドラマ「ガリレオ」以来、約3年ぶりとなる。
前作の「ガリレオ」が平均視聴率19.9%という高い数字を叩き出したこともあり、不振にあえぐフジテレビが「ラヴソング」に過剰なほど期待をかけているのは間違いない。ところが、ネット上の反応ははっきりいって冷ややかだ。
「昨年9月の吹石一恵との結婚は確かに世の女性たちに大きなショックを与えました。所属事務所のアミューズの株価が入籍発表の翌日に2年ぶりの大幅下落を記録したほどですからね。マスコミが中心となって“ましゃロス”なんて言葉も流行らせましたが、女性というのは切り替えも早い。福山ももう47歳ですし、『いい歳したオジサンのラブストーリーなんて観たくない』という類の書き込みが非常に多いです。“ましゃロス”は完全終了していますよ」(女性誌記者)
実際に「今さら独身役をやるなんてバカにしてる」「ガリレオは東野圭吾の原作が面白かったから観た。くだらないラブストーリーなら観ない」「不貞のドラマなら面白そうだけど(笑)」と、ネット上にはフジテレビが期待した声とは正反対のコメントが並んでいる。
また、福山以外のキャストがいまだ発表されていないこともあり、視聴率を左右するのはむしろヒロイン役のキャスティングとなりそうだ。テレビ関係者が明かす。
「現在、フジテレビサイドが候補にあげているのが、昨年の『NHK紅白歌合戦』にも初出場した現在20歳の大原櫻子。同局が彼女をゴリ押ししているのは有名ですが、年の差ラブストーリーなら視聴者も納得すると見ているようです。一方、福山サイドが推しているのが、同じ事務所の吉高由里子。『ガリレオ』でコンビを組んでいますし、久しぶりのドラマ出演となれば話題性も十分でしょう。吹石の存在を忘れさせるほど“アクの強さ”もありますしね。いずれにせよ、高視聴率を狙うならかなりの冒険がないと確実に尻つぼみになるのは間違いない」
昨年暮れに発売されたベストアルバム「福の音」も期待されたセールスには及ばない結果となっている福山だが、ドラマではまだ神通力が残っているのか。注目したいところだ。
(田中康)