2月12日の東京新聞で息子がゲームをする時間の決めごとを破ったため、買い与えていた携帯ゲーム機を「バキバキに折った」とするコラムを写真とともに掲載。炎上騒動となったのは、バイオリニストの高嶋ちさ子である。
この騒動を受け、松本人志が「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「ゲームを下に見ている」と批判する一方、同じくバイオリニストの葉加瀬太郎からは擁護する声も上がっている。
これまでも番組ADに激怒したエピソードをテレビで披露するなど短気で有名な高嶋だが、芸能界には彼女の比ではない「短気すぎる面々」の逸話が残されている。
「男はつらいよ」シリーズで主演を務め、国民的俳優として知られる渥美清。温厚な役柄のイメージの反面、「恐ろしく気が短かった」と息子の田所健太郎氏は2002年の「月刊現代」で証言している。
渥美は「食器の置き方」が気に食わないという理由で激高。健太郎氏は怒鳴られ、殴られた上、髪の毛を掴まれ、引きずり回されたという。
「沸点の低さ」では、ロックミュージシャンの内田裕也も相当なもの。妻である樹木希林が「結婚してからは毎晩が暴力だった」というように、些細なことでもすぐにブチ切れ。いきなり平手打ちを食らわせるなど、何に怒っているのかわからないほどだったとか。もっとも、彼女もやられっぱなしではなく、黒電話の受話器を武器に内田の暴力に反撃したという。
今後、高嶋の短気が「レジェンド」の域にエスカレートしないよう切に祈りたい。
(白川健一)