昨年11月から球界を揺るがしている野球賭博騒動。読売ジャイアンツに所属する複数人の選手が、野球賭博に関与したとして資格停止処分を受けたほか、他球団でも「声出し」と呼ばれる試合前のゲン担ぎの際、選手同士で金銭のやり取りがあったことが発覚。ジャイアンツには厳しい批判が寄せられ、他球団の金銭授受についても、賭博かそうでないかの線引きで議論が起こっている。
そんななか、野球賭博騒動の余波を受けて、今春で22年目を迎える「人気の長寿番組」に打ち切りの噂が流れているという話が聞こえてきた。
「日本テレビ関係者から聞いた話なんですが、野球賭博騒動の影響で『ぐるぐるナインティナイン』に打ち切り説が出たんですよ」と語るのは、広告代理店社員である。「ぐるナイ」といえば、同局でも屈指の高視聴率を誇る番組だが、なぜ野球賭博騒動の影響で打ち切り説が浮上しているのだろうか。
「看板コーナーの『ゴチになります!』が“賭博”にあたるんじゃないかと日テレ幹部が危惧しているそうです。言われてみれば『負けたら自腹』というシステムには賭博要素が十分ある。昨年末の役員会議で話題に上がったようなのですが、結局、日テレが複数の弁護士にヒアリングをして『問題なし』と、一応の結論を得たみたいですけど、不安は消えませんね」
「ぐるナイ」まで巻き込んだ野球賭博騒動。日本テレビはジャイアンツと同じ読売グループだけに神経質になっているのかもしれない。
(白川健一)