今、70歳を前にした日本一有名な芸人が編集長を務める、有料ネットマガジンが話題を呼んでいる。副編集長を務めるアル北郷が、時の編集長と特別対談。同マガジンの魅力の一端を語り合う特別バージョンだ!
たけし で、今日は何だ?
北郷 おかげさまで殿が責任編集長を務めるネットマガジン「お笑いKGB」が好評を博してます。ただ、もっともっと存在を広めていただこうと、わたくしが連載してるアサ芸に宣伝でご登場願いました。
たけし 宣伝って、10万人も会員がいりゃ、もういいんじゃねえのか?
北郷 殿、いきなりウソはやめてください! まだ「お笑いKGB」について詳しく知らない方も多いんですよ。殿の「原作漫画」や「川柳」、「人生相談」などはもちろんですが、他では読めないスクープ記事なんかもあります。4月号では、殿が吉田豪さんに宛てて作った謝罪文を全文掲載しましたね。
たけし あれは俺が悪かった。あの時、陣内(智則)が袖で見てて「震え上がるほど怖かった」って言うんだけど、そんなに脅かしてないんだけどな。「殺すぞみたいな顔してた」って。
北郷 経緯を説明させていただくと、「TVタックル」(テレビ朝日系)にライターの吉田豪さんがゲストで呼ばれたんですが、収録前に殿が近づいて、「お前か、吉田ってのは? お前、何か俺の悪口週刊誌で書いていたらしいな、おい?」と叱りつけたと。
たけし だいぶ話が盛られてると思うけどよ、あれじゃ、捕まっちゃうよ、脅迫で(笑)。
北郷 完全に殿の勘違いで怒鳴りつけちゃったんですよね。でも本番前に、「よくお前、俺の番組出てこれたな?」なんて言われた、吉田さんはたまらないですよ。殿が勘違いに気づいて収録後に「吉田さん、さっきはごめん」って軽い調子で謝ったそうですが、それだけではさすがに申し訳ないということで、謝罪文を作るに至ったと。そして、わたくしが渡しにいって土下座してきました。
たけし えらい! ちゃんと謝っといてくれたか。俺だって謝罪文でちゃんと謝っただろ。ビシッとな。
北郷 いやいや、文面は出だしこそ殊勝で、〈鬼神の如き表情であなたを追い詰めてしまったことを深くお詫びいたします〉なんて言ってるのに、途中からは脅しにかかってます。もし裁判になっても、〈私のドリーム弁護団と、あなたがきっと雇うであろう、貧相な人権派弁護士とでは、全くもって勝負になりません〉って(笑)。
たけし 〈私が雇う弁護団のリーダーは、かの、OJシンプソンの事件を担当し、無罪を勝ち取った敏腕弁護士でございます〉ってのがいいだろ?
北郷 いいだろじゃないですよ! 途中からまったくもって謝ってないじゃないですか(笑)。まあ、4月号に全文が掲載されてますんで、ご興味のある方はぜひ。