松平健の冠番組「料理人・松平健 にっぽん食の道」(BS日テレ)が4月14日スタートした。松平が全国各地へ繰り出し地元の食材を堪能、名物料理を教わり、そのお礼に腕をふるう。紀行、グルメ、調理に人との触れ合いがつまった盛りだくさんな番組だ。
「松平は高校中退後、寿司職人を目指して修業したこともある苦労人。料理は食べるのも作るのも大好きで、バラエティ番組の料理コーナーを担当したことも。4年前には、『マツケンカレー』なるレトルトカレーをプロデュースしたほど味にはうるさい。休みに築地市場のいきつけの店で調達した食材で腕を振るうほか、弁当作りもお得意です。野菜嫌いの長男のためにキャラ弁を作るなど、プロ級の腕前ですよ」(女性誌記者)
初回の放送は伊豆・稲取のキンメダイ、2回目は富山のホタルイカを取り上げた。番組エンドタイトルには、料理コーディネーターや料理監修者の名前がない。達者すぎる手さばきで紹介されたユニークな品々は、松平のオリジナル料理らしいのだ。俳優として功成り名遂げた地位にある松平。還暦を過ぎ、全く毛色の違う番組に出演するのは、どういう心境の変化なのか。
「松平はフリートークのある番組をすべて断ってきた。再婚した妻が突然自死し、誰からも何も聞かれたくない時期があった。昨夏、10歳年下の一般女性と再々婚。長男との折り合いもよく、息子が俳優になる夢を松平に語るほどに成長しました。それで俄然やる気が出てきたのです。この番組なら新しい出会いをし、様々な話を聞いて、刺激を受けることが叶う。俳優としての引き出しを増やそうと、大張り切りですよ」(芸能ライター)
長男はまだ小学生。父子共演の夢を実現するため、さらなる挑戦を続けていく。
(塩勢知央)