6月には所属事務所との契約が切れ、芸能界引退が確定情報のごとく報じられている能年玲奈。当の本人は5月10日に小泉今日子が出演する舞台を観劇し、ブログに写真で綴るなど、連続テレビ小説「あまちゃん」(NHK)で培われた絆の深さをアピールしている。
その小泉は能年にとって救世主となりえるのか? ここで芸能ライターは、小泉の持つ人脈に注目する。
「小泉を中心とした女子会の『小泉会』には米倉涼子や長澤まさみ、水川あさみや石原さとみといった顔ぶれが集まっています。最近は『とと姉ちゃん』のヒロイン・高畑充希も加わり、このメンバーに共通するのは朝ドラや大河ドラマに出演していたこと。すなわち『小泉会』は、小泉とNHKのコネクションを象徴する集まりでもあるのです」
となると、小泉の後ろ盾を得た能年は、NHKで復活を果たすことになるのか。テレビ誌のライターは小泉とNHKの密接な関係について指摘する。
「小泉と『あまちゃん』のスタッフは良好な関係を築いており、今年1月のスペシャルドラマ『富士ファミリー』では同じ演出家と再びタッグを組んだうえに、薬師丸ひろ子とも再共演を果たしています。その流れで行けば、『あまちゃん』と同じ東京放送局が担当する上半期の連続テレビ小説が復活の舞台には最適。つまり来年4月スタートの朝ドラで、能年が女優業復帰を果たす可能性も高そうです」
来年4月とはずいぶん先にも感じられるが、上半期の朝ドラでは前年6月に制作発表会見が行われ、その頃にはおおよそのキャスティングも固まっているはず。その時期は能年の所属契約が満了するタイミングと重なっているのである。もし朝ドラのレギュラーが決まれば、能年にとって最高の復帰舞台になるはずだ。
(金田麻有)