EXILEファミリーが総出演する映画「ROAD TO HiGH&LOW」。5月7日に限定2週間公開でスタートし、一部の映画館では公開延長が決定した。だが客入りは好調とは言えず、むしろ爆死レベルに近いという。映画ライターが説明する。
「全国140スクリーンの規模で興行収入が2億7000万円では、映画館はかなりお寒い状況でしょう。せめてもの救いは『テラフォーマーズ』よりは客入りがマシなこと。普通の映画だったらとても制作費を回収できないはずですが、コストを抑えたドラマ総集編なのでなんとか赤字垂れ流しを回避できている状況でしょうか」
ドラマの総集編を映画館で上映するという商売魂には呆れるほどだが、肝心のファンはなぜそんな薄っぺらな内容の映画に足を運ぶのか。そこにはファン心理を逆手に取った集客法があるというのだ。前出の映画ライターが指摘する。
「本作品では入場者プレゼントとして全5種類の『未公開ビジュアルポスター』が用意されています。これ自体は珍しくない手法ですが、数量限定のはずが公開延長になった今でもまだポスターがもらえるんですよ。そのため多くのファンはポスターをもらうために映画館に足を運んでいるようなものです」
7月16日にはいよいよ本編と言える「HiGH&LOW THE MOVIE」が公開。こちらでもポスターがプレゼントされるのであれば、今回と同様の全員サービス状態だと期待してもいいのかもしれない。
(金田麻有)