シネコン隆盛になってから、さまざまな映画がひとつの場所で観られる便利な時代になったわけだが、そのぶん「これはコケてるぞ!」と観客ならずとも、爆死がモロばれの作品も増えてきた。
「この1年でとくに屈辱の結果となった作品といえば、昨年8月に前編、翌9月に後編が立て続けに公開された、超話題作『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』でしょう。ところが、原作ファンからも一見さんからもとにかく酷評祭り。それに対し、監督やスタッフがブチ切れたことが、火に油を注いでしまった超ドタバタ大作です(笑)。なんと、数ある邦画の前後編もので、前編⇒後編の動員下落率が断トツでワーストになってしまったんです」(エンタメ誌編集者)
主演の三浦春馬が「ここまでやるのか!」とネットで失笑されるほどの舞台挨拶を連日こなしたが、後編の動員にはつながらなかったようだ。ちなみに後編公開直後はあまりの空席ぶりに、メイン公開していたシネコンも激怒したとか!?
「同じSF大作としてはまだ公開中の伊藤英明主演『テラフォーマーズ』は大赤字ですね。制作費の半分も回収できないのでは? 豪華キャスティングとうたわれながら、武井咲、篠田麻里子らの名前があることで、映画ファンは『絶対大コケ』と予想していたそうですが、本当にその通りになりましたね」(前出・エンタメ誌編集者)
予約しないと座席が確保できないといわれたGWの新宿シネコンで、「テラフォーマーズ」だけは飛び込みで入場できたというウワサまで流れる始末。こちらの現在までの全興収は「名探偵コナン」の3日分程度だ。
このように邦画界には大コケ話題作が目白押し。よもやの有名人や大手事務所も爆死の連続。ちなみにEXILEメンバー主演映画の金券屋伝説にはあ然だが、そして世間ではヒットメーカー扱いのV6・岡田准一も今年はすでに大赤字大作を送り出している。
6月3日発売のアイドルグラビア誌「アサ芸シークレットVol.40」の「ニッポン大コケ映画祭」では、人気キャストや宣伝など出来る限りの話題をふりまきながら、よもやの大コケとなってしまった“赤っ恥”邦画を大特集。おもわず「この映画ヤバすぎ!」とのけ反ってしまうことだろう。