「トップが二流ホテルに泊まりますか?」と記者団の前で大見得を切ったのはわずか2カ月前。それが今や「公金流用疑惑」を都議会で厳しく追及され、お粗末な小声答弁に終始する舛添要一都知事(67)。婚外子を産んだ女性の母が、ドケチで非情な素顔を明かした。
「今回は政治家としての責任を問われていますけど、そもそもあの人は人間性がゼロなんです」
もはや東京だけでなく、日本の恥さらしとなった舛添氏をメッタ斬りにするのは、かつて舛添氏と愛人関係にあったA子さんの母だ。舛添氏は東大助教授時代の86年に片山さつき参議院議員(当時は大蔵省職員)と結婚。しかし、東大研究室で舛添氏の秘書をしていたA子さんと不倫関係となり、A子さんは88年に一子を出産している。
「厳しい第三者なんて言ってごまかしていますけど、ああいう人にはキツく言わないとうやむやにされてしまいます。孫の養育費の問題だって、娘が弁護士を立てたからやっと支払ったわけです。そうでもしなければ払いませんでしたよ。お金がないわけじゃない、要するにケチなんですよ」(A子さんの母)
舛添氏が認知した子供はすでに成人しているが体に障害を抱えているという。
「1人で子供を育ててきた娘は、いつも『あんな男とは関わりたくない』と話しています。でも、あの男が都知事選の前に議員を辞めた時は、収入が減ったから養育費を減らしたいと言いだしたんです。その時も娘は弁護士を立てて争ったので、何とか減額を免れました」(A子さんの母)
14年の知事選挙では、みずからの母親の介護体験を「政治の原点」と明かして当選した舛添氏だが‥‥、
「全部ウソですよ。実際には、お姉さんが介護していたんでしょ。日本を変えるなんて大きなことを言うけど、自分の子供がどうなったか心配する気持ちもない冷たい人間なんです。何よりいちばんかわいそうなのが子供ですよ。親ならば心配して当然なのに、あの男は息子の顔を10年以上見に来ていません。今では顔もわからないでしょうね。他に4人いる子供たちも今回のことで後ろ指をさされて本当に気の毒ですよ」(A子さんの母)
都内にある舛添氏の自宅は、警察官が警備に当たり、ものものしい空気に包まれていた。近隣住民が言う。
「週末になると右翼団体の街宣車が大挙して押しかけて『辞任しろ!』と大音量で街宣活動を行います。大迷惑な話ですが、本人や奥さんが謝りに来たという話は一切ない。かわいそうなのは高校生になる娘さんですよ。以前は道で会えば明るく挨拶してくれたのに、今では人目を避けるように大きなマスクをつけて登校していますよ」
周囲が肩身の狭い思いをしているのも、舛添氏がなかなか「辞任」を口にしないからだろう。
「いつまで都知事の座に居座るつもりか知りませんけど、孫を連れて都庁までどなり込みに行くことも考えています」(A子さんの母)
当人は都議会に「給料全額カット」を申し出ることで都知事の椅子にすがりつこうとしたが、辞職するにいたった。数々の問題を棚上げにしたままの舛添氏はいま何を思うのだろうか?