視聴率の低下や広告収入の激減が囁かれ、窮地に陥っているフジテレビ。いまだに復活のきっかけすらつかめないでいるのが現状だ。そんな中、6月28日にフジ・メディア・ホールディングスの株主総会が開催された。
約3時間半にも及んだ株主総会は終始、罵声が飛び交う殺伐とした雰囲気。番組の内容や会社の体制に多くの疑問と不満がぶつけられた。
株主からの質問に答える形で亀山千広社長は「(復活のために)まずはドラマで話題を作り、バラエティで視聴習慣を根付かせる。そして最後に報道番組で信頼を得たい」と発言し、続けて「そのために何としてもヒットドラマをうまなくてはならない」と締めくくった。
これに対して一般視聴者の間から大ブーイングが巻き起こっている。「今さらドラマかよ」「感覚が時代遅れ」「『ラヴソング』を見れば、いいドラマを作る力がないのがわかる。どうやってヒットドラマを作るのか?」といった具合だ。
「亀山社長は『踊る大捜査線』などのドラマでヒットを飛ばした経験があるので、ドラマに対する思い入れが強く、昔の成功体験が忘れられないのでしょう。トップを行く日本テレビがどんな番組で視聴率を稼いでいるのか見れば、もうドラマの時代ではないことなどわかりそうなものですが‥‥」(マスコミ関係者)
総会では株主から「元フジアナウンサーの平井理央、ベッキー、『ゲスの極み乙女。』川谷絵音を取締役候補に加えて炎上商法をしたらどうか?」というとんでもない意見まで飛び出したが、それが冗談として片付けられないところまでやってきているのかもしれない。