TRFのSAMが7月9日、今井絵理子氏の街頭応援演説に駆けつけた。共に90年に活躍したアーティスト同士ということで応援演説を引き受けたそうだが、一部からはSAMに対して「応援なんてどうでもいいから、SAM自身が政治に携わってほしい」という声が上がっている。
「SAMは埼玉県にある大病院の息子として知られていますが、その地域の住民はかねてからSAMの政界進出を願っています。国政でも県政でもいいから出てほしいというぐらい強い思いなんだとか。実はその市は2005年に住民投票によってお隣のさいたま市と合併したのですが、事実上吸収のような形となり、地域サービスは悪化。それを地元出身のSAMになんとかしてほしいということなんです」(週刊誌記者)
ずいぶん都合のいいお願いで、果たしてSAMが政治家になったところで問題が解決するのかどうか疑問は残る。それでも地元では大いに期待されているのだとか。
「住民の根底にはこれまでの地元政治家に対する不信感があるんです。1996年に駅前の再開発が行われた時、市議や市長の判断で東武鉄道の駅であるにもかかわらず、別の系列のスーパーをメインにしました。それに怒った東武鉄道は報復として2015年まで駅にエスカレーターを設置しなかったと言われています。これを住民は地元政治家の完全な失策だと捉えているようで、不信感は根強い。でも地元の名家出身でありながら、世界的に活動しているSAMならなんとかしてくれると考えているようです」(前出・週刊誌記者)
SAMが出馬する日はそう遠くないのかもしれない。