8月29日に放送されたバラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の視聴率が、12.2%だったことがわかった。今回の放送はSMAPが解散を発表してから初めての収録となる。
「番組では看板企画である『ビストロスマップ』が放送され、ゲストにはリオ五輪の柔道男子で金メダルを獲得したベイカー茉秋選手が出演しました。そして彼がスタジオに現れるとMCの中居正広は、現在のSMAPの状況や、帰国まもない選手の体調などを考慮してか『悪いね。こんなバタバタした時期に』と謝罪する一幕がありました」(テレビ誌記者)
今年に入って「SMAP×SMAP」は、メンバーの不仲による現場でのピリピリムードが様々なメディアで伝えられていた。そのため今回の放送前には視聴者から、「今のスマスマに出演するのは罰ゲームだ」とベイカー選手に同情の声が飛び交ったほど。
そんな空気の中、今回は中居以外のSMAPメンバーが、1人ずつベイカー選手と手押し相撲で対決するというコーナーが放送された。
「今回行われた手押し相撲のルールは、SMAPメンバーが1度でもベイカー選手に勝てば、SMAPチームの勝利というものでした。そこで最初の対戦相手で選ばれたのは木村拓哉だったのですが、すぐにベイカー選手に勝利し、他のメンバーに出番が回ることなくゲームは終了。後ろで見ていた香取慎吾は、苦笑いを浮かべながらやる気のない拍手。さらに稲垣に至っては、両手を机に付けたまま拍手をすることもありませんでした。また木村もSMAPチームとして勝利したにもかかわらず、誰とも目を合わさずに自分の立ち位置に戻っていくという距離感が伺える光景が映し出されました」(テレビ誌記者)
グループの解散が決定し、今年中には最終回を迎えるという「SMAP×SMAP」。メンバーの確執から生まれたスタジオの緊張感は、今後も続いていくのだろうか。
(森嶋時生)