視聴率低迷が常態化し苦戦中のフジテレビが、ド肝を抜く改編だ。9月5日、都内で秋の改編発表会を開催、火曜深夜24時25分から古舘伊知郎をMCに起用した30分枠の新バラエティー番組「トーキングフルーツ」を発表。さらに古舘は、日曜午後7時からの2時間枠「フルタチさん」を担当することも発表された。こちらは、世の中の「引っかかること」を古舘のトーク力で掘り下げていくという。
いきなり週2本のレギュラーを持ち、「テレ朝の顔」から「フジテレビの顔」に移行する印象だ。発表会を取材したスポーツ紙記者が明かす。
「宮道治朗編成部長は『報道ステーション』をやっていた頃から、いつか古舘氏とバラエティーの仕事を組みたいと思っていたと言っていました。しかし、『報ステ』を降板して1クールだけ置いて、いきなり2番組に起用とは節操がない」
また、この2番組は有機的に連動していく可能性もあるとか。
報道の不自由さから解放され、本来のバラエティーに戻りたがっていた古舘にとっては渡りに舟。とはいえ、あらゆる番組が爆死中のフジテレビだけに、古舘の商品価値が暴落する事態にならなければいいが‥‥。