この11月から「フルタチさん」「トーキングフルーツ」(いずれもフジテレビ系)と、続々レギュラー番組をスタートさせた古舘伊知郎。
「報道ステーション」(テレビ朝日系)のMCを今春降板し、12年ぶりにバラエティへの本格復帰を果たした古舘に、テレビ業界では大きな期待が集まっているが、意外や「不満の声」も上がっているようだ。テレビ関係者が首をひねる。
「『フルタチさん』の初回を見ましたが、正直『古舘さんって、こんなんだったかな?』と首をひねりました。確かにしゃべりは抜群に上手いんですが、イマイチ本調子じゃない感じがしたんです。昔はもっと面白かった気がするんですが……」
一体、古舘の何が変わってしまったのだろうか?
「たとえば『フルタチさん』の目玉として放送された“ネットニュース編集部を見学する企画”でも、編集者を安直にイジるだけで、面白いことは全然言っていませんでした。あれでは、ただベラベラしゃべるだけのオジサンです」
古舘の“大幅劣化”の理由として、別のテレビ関係者がこう指摘する。
「明らかに『報ステ後遺症』ですよ。“それっぽいコメント”ばかり『報ステ』で続けた結果、面白いことが言えなくなったのではと思います」
本調子を取り戻す前に視聴者が逃げてしまわなければいいが‥‥。
(白川健一)