SMAPファンがテレビ東京の演出をうらやましがっている。話題となっているのは、9月18日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」。同番組では、狩野恵里アナが7月24日の放送時に、3年半に及ぶアシスタントを卒業することを発表。同日の放送で、「狩野アナがラスト」と銘打ってスタートした。
「これが最後の放送と煽られた狩野アナはかなり緊張した様子。万感迫る思いで最後の挨拶をしようとしたが、胸いっぱいで声にならない。ようやくしゃべり始めてクライマックスというところで、さまぁ~ずからまさかのドッキリだったことが明かされて、びっくり仰天。10月16日放送の『モヤモヤさまぁ~ず2 卒業スペシャルinハワイ』が本当のラスト出演になると知らされ、目を丸くするばかり。大声あげて泣きじゃくる狩野アナを優しく見守るさまぁ~ずに、お茶の間は大いにほっこりさせられました」(テレビ誌記者)
そんな“2度おいしい”演出をうらやましがったのがSMAPファンだ。女性誌記者が解説する。
「年内で解散を発表したSMAPだが、解散までまだまだ日があるというのに、コンサートはもちろん記念番組も行わず、このままなし崩しで消えていく気配が濃厚になってきた。NHK紅白で最後の晴れ姿を観るのもどうやら不可能な様子。SMAPファンクラブはあっという間に解散。頼みの綱は5人が顔を揃える冠番組『SMAPXSMAP』(フジテレビ系)の出番しかない。だが、現場の5人は雑談も笑顔もないままが続いているといいます。狩野アナのようにゆかりの場所を訪れたり、思い出話に花を咲かせたり、スタッフと記念撮影したり、5人が笑顔で締めくくる姿が見たい、それがファンの共通認識です。テレ東スタッフは狩野アナを様々なお膳立てで驚かせ、笑わせ、泣かせました。ファンはSMAPの屈託なく軽口言いあう姿を目に焼き付け、後味のいいエンディングが観たいだけ。とはいえ、『スマスマ』スタッフは、総集編放送でお茶を濁した過去があり、この難事業をやりぬこうという気概は持ち合わせていないでしょうね」
何ともはや、見果てぬ夢に終わりそうだ。
(塩勢知央)