9月21日発売の週刊文春が、女性に暴行したとして逮捕されていた俳優・高畑裕太の事件に関する特集を掲載した。記事によると被害者とされる女性の知人は、元暴力団の組長だという。
「週刊文春は徹底した取材と、関係者の証言や捜査資料を元に、事件の全容を掲載しました。それによると、警察に通報したという被害者の知人は、東京に本部を構える暴力団の元組長で、これまで強盗や拉致監禁容疑で逮捕歴のある男だと報じています。また当初、一部報道であった高畑が『部屋にハブラシを持ってきてほしい』と女性を呼び出した事実はなく、フロントで彼が直接『部屋に来てほしい』と誘い、エレベータの中でキス。そして人に見られないよう距離を空けて2人は部屋に入ったとのことです」(芸能記者)
だが、部屋での行為については両者の主張は真っ向から対立しており、脅迫されて無理やり暴行されたと話す被害者に対し、高畑は押さえつけたり脅迫もしておらず、逃げようと思えば逃げられた状態だったと否定。
そして約30分の行為後、被害者の知人だという元暴力団員が警察に通報し、高畑は逮捕。最終的にその男性が交渉を仕切り、示談金は1500万円となった。
これらの記事の掲載により、高畑を批判していた一部の世論の流れは変わりつつあるという。
「事件後、様々な媒体が高畑のニュースを報じてきましたが、今回、全容を報じた文春は今もっとも影響力のある週刊誌です。そのため、この記事を読んだ読者からは『高畑はやはりハメられたのではないか?』『事件から数時間で素人が診断書を用意して通報なんて普通は出来ない』『地上波は無理でもVシネマあたりから復帰してほしい』と事件の直後とは違い、擁護する声が続々と上がってきています。また別の報道では『四国八十八か所巡り』の復帰プランも持ち上がっており、このまま世論の風向きが変われば、予想よりも早く舞台やインディーズ映画などから、芸能界に戻ってくる可能性があるでしょう」(前出・芸能記者)
とはいえ、高畑の軽率な行動により今回の事態を招いたのは事実。今後、彼の口から事件の裏側が明かされる日は訪れるのだろうか。
(森嶋時生)