年末が近づき、多くのメディアが流行語大賞の予想を発表し始めている。そのなかに川谷絵音の「ゲス不貞」や高畑裕太の「示談」、ベッキーの「センテンススプリング」やショーンKの「経歴詐称」といった言葉が並んでいるなか、世間を騒がせたあの人がなぜか見当たらないというのだ。芸能ライターが首をひねる。
「6月にダブル不貞が発覚したファンキー加藤に関わる単語が見つからないのです。加藤の一件は当時、相当な騒ぎになったのは記憶に新しいところ。ただでさえ川谷&ベッキーの一件で不貞への注目が高まっていたところに、『ダブル』という新しい概念を持ち込んだ斬新な話題でしたからね。それが選外になっているのが不思議でなりません」
ただ今になってみると、当時はあれほどホットな話題だったにもかかわらず、あまり記憶に残っていないように思えるのは気のせいだろうか。その理由を週刊誌の記者は、トラブル対応の成功例だと指摘する。
「不貞にしろ経歴詐称にしろ、世間を騒がせる一件が後をひく理由は、当事者のマズい対応にあります。それこそベッキーが質問NGの記者会見を開いたのが好例です。それに対して加藤は大勢の記者を相手に会見を開き、『女性として魅力を感じた、僕から声をかけた』などとバカ正直に答え、潔さを印象付けました。不貞発覚直後の始球式では四方に向けて深々と頭を下げ、反省の意を示しています。これだけ真摯に謝罪すれば、世間も『もういいか』となるわけですね」
しかも加藤の場合、不貞相手は加藤の子供を産んでおり、当事者同士では事態が解決した様子も伝わってくる。芸能人や著名人たちは今後、なんらかのトラブルを起こしてしまった場合にはぜひ、加藤の対応を見習ってみるべきかもしれない。
(白根麻子)