6月8日の「とくダネ!」(フジテレビ系)で、笠井信輔アナウンサーが「ゲスの極み乙女。」川谷絵音とファンキー加藤の二人について言及した。
笠井アナは「公的にはいまだ何も発言されていらっしゃらない」と川谷を皮肉ったのに対して、加藤については「なるべく誰も傷つけないようにしようという冷静な会見だった」とコメント。世間の最大公約数とも言える感想を代弁する形となった。
そんな二人の違いはどこから生まれたのか。音楽ライターは所属事務所が大きな要素だと指摘する。
「加藤が所属するドリーミュージックは音楽レーベルとしては新興企業ですが、2001年の創立時には加山雄三が移籍してくるなど、芸能界との関わりは意外に長いのです。世良公則や森山良子などテレビや映画で活躍する所属アーティストも多いですし、加藤が在籍していたFUNKY MONKEY BABYSでは地元の八王子市や京王電鉄とのコラボなども行うなど、音楽以外の分野でのマネージメントも経験豊富。これがバランス感覚の良さを生んでいるように思えますね」
それに対して川谷の「ゲスの極み乙女。」は、音楽専門チャンネル「スペースシャワーネットワーク」のマネージネント部門に所属。同社の株主には大手商社やテレビ局が名を連ねており、随分としっかりした事務所のように思えるのだが。
「同社がマネージメントを手掛け始めたのは2012年とごく最近で、しかも最初のアーティストは川谷にとってもう一つのバンドである『indigo la End』。つまり川谷をキッカケにスタートしたようなものですから、何としてでも彼を守ろうという発想になるのかもしれません。業務面でもアーティストのマネージメントに特化しており、いわゆる芸能界的な動き方には不慣れのはずです」(前出・音楽ライター)
レーベルも流通もマネージメントも手掛けるのがスペースシャワーの強み。だが所属アーティストの不貞行為という想定外の一件は、手に余る出来事だったのかもしれない。
(金田麻友)