12月19日に放送された「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の「ビストロSMAP」最終回ゲストとしてタモリが出演。引き分けという決断を下したことで注目を集めたが、番組でタモリが放った金言の数々も話題になっている。
「人生に判定なんかどうでもいいことだ」
ジャッジを下した締めに放った一言だが、自身が番組などで判定三昧の人生を送っていたことを振り返りながら、判定に嫌気が差したのだという。そんなタモリの「平和主義」ぶりには、多くの視聴者から拍手が送られた。
「しゃべれないヤツはしゃべんなくていいんだよ」
タモリとSMAPのヒストリーを振り返るミニコーナーで草なぎ剛、香取慎吾、元メンバーの森且行が「笑っていいとも!」(フジテレビ系)に初出演した時のVTRを紹介。そこで、草なぎは緊張のため、一言もしゃべることができず、プロデューサーにめちゃくちゃ怒られたと当時を振り返った。その後、草なぎはレギュラー出演するようになるが、それからもあまりしゃべれるようにはならなかったため、複雑な想いを抱えていたという。そんな折にタモリにそばを食べに連れて行かれ、この言葉をかけられたとのこと。草なぎはそこで「しゃべんなくていいんだ」と安心したようだが、ネット上では草なぎと似たような話下手の悩みを抱える視聴者からの「勇気が出た」とのコメントもあった。
「友達も少ない。友達なんかいらないって!」
「友達いらないよ。俺、あの歌が大嫌いなんだよ! 小学校に入ったら『ともだち100人できるかな』って」
「どんどんどんどん(友達を)減らしていってる。切ってく」
タモリは人生に必要以上に多くの友達はいらないと説明したが、こうした発言は、友人の少ない内向的な人たちを前向きにさせたはずだ。
解散が迫るにつれ、ギスギスした空気が目立ったSMAPのメンバーたちもこの回はリラックスしているようにも見えた。改めて、視聴者はタモリの偉大さを感じたようだ。
(田村元希)