4月に前社長と前専務取締役を解任したことで勃発した騒動はいまだ迷走中。小林幸子(58)の今年の「紅白」への出場はほぼ絶望的な状況だが、そんな中で夫の意外な素顔が浮上した。
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この騒動、小林側が前社長サイドに6000万円を支払うことで6月25日までに合意した時点で、いったん収束するかに見えた。
ところが同日、小林幸子は知人らに“宣戦布告メール〞を送付。そこには〈相手側はお金の問題ではないとのことでしたが、結局お金でした〉など、挑発的な内容が記され、問題が一気にこじれたのだった。
「小林は意識がモウロウとした中でメールを打ったと言い訳をしましたが、文面はしっかりしている。送り先をちゃんと吟味しないで送っちゃった、そういう意味でモウロウとしていた、ということでしょう」(芸能記者)
そもそも今回の騒動が火を噴いたのは、小林の夫で医療関連会社の林明男氏(49)が、事務所経営に関与するようになってから。特に今年2月、NHK紅白歌合戦の豪華衣装を巡る、林氏と元社長との口論は大きな端緒になった。
「『高すぎる! 僕だったらもっと安くできる』と旦那の林さんがクレームをつけたんです。その話をした時に有名な『僕はスーパーマンだから』のセリフが飛び出した。しかし、実はその他に、『僕はクレーン業者を知っている(から豪華衣装について安くあげることができる)』と言ったそうです。なぜクレーン業者を知っているかというと、以前に建設関係の仕事をしていたからなんだそうですが、その強引なものの言い方に前社長は恫喝めいたものを感じたようなんです」(芸能ライター)
こんな膠着状態の中、新曲「絆坂」の発売は延期されたままである。
「レコード会社のコロムビアがトラブルを嫌がっています」(芸能記者)
年末のNHK紅白の出場も難しくなった。
「毎年8月に出演者の選考が行われるんですが、実は7月15日のNHKのど自慢の室蘭大会に小林幸子が出ています。こんなにおいしいネタを、マスコミは無視しました。芸能界の総意が、小林を紅白に出すな!でまとまっている感があります」(前出・芸能記者)
代わって、八代亜紀(61)の紅白復帰が既成事実のように取りざたされているが、関係者たちに取材を試みたが、前社長・関根良江氏が立ち上げた㈱企画室、そして幸子プロモーションの本部長・山村直暉氏の双方とも「ノーコメント」。小林の夫・林明男氏からも「ノーコメント」として、
「私は小林幸子の夫という立場以外には、一般人という認識でございます。したがってご質問内容は芸能関係に関することですので、お答えしようがないのが現実です」
との文章が添えられていた。本人を取材した記者の一人が言う。
「小林幸子が直接、前社長に会いに行って謝るしか解決の糸口は開けないと思う。でもいまだに何でクビにしたんですかと聞くと、『私がクビにしたことになっているんだ‥‥』なんて答えるなど、自分は謝りたくない、という思いがアリアリでした」
まだまだ前途は多難なようだ。