1986年から人気アニメ「ドラゴンボール」で孫悟空の声を担当し、同シリーズを題材としたゲーム作品で「同じキャラクターを最も長期間演じた声優」として、1月にギネス記録に認定されたのは、野沢雅子である。
ギネス記録の認定式で「オラ元気だから、これから100年くらいは続くかな。よろしくな!」と悟空の声で語った野沢。3歳から芸能活動を続け、今年で芸能生活78年目を迎えるが、今、業界内では彼女についての「ある予測」が飛び交っている。
「超大御所に対して失礼な感もありますが、『2017年は野沢さんが大ブレイクする年になるのでは』と言われているんですよ」
真顔でこう語るのは、ベテランの広告代理店スタッフである。
「茶目っ気たっぷりなうえに、極めてポジティブ。仕事の取り組み方についてもプロ意識の塊のような方で、まさに芸能界のレジェンドです。今さらブレイクというのも変な話ですが、それには背景があるんですよ」
レジェンド野沢が大ブレイク必至の背景とは何か。広告代理店スタッフが続けて明かす。
「太田プロの『アイデンティティ』というお笑いコンビが野沢さんのモノマネを持ちネタにしているんですが、彼らが今年ブレイクしそうなんです。その流れで、バラエティ番組でも野沢さんへの注目は高まるばかりでしょう。出演オファーが激増した後、アイデンティティの勢いが失速するケースもありえますが、それでも野沢ブームは加熱するでしょうね」
レジェンドの力でぜひ、テレビ界を盛り上げてもらいたい。
(白川健一)