綾瀬はるか(30)がイメージキャラクターを務める化粧品「SK-II」の新CMが放映開始。自慢のFカップや美脚など、かつてないほどの“見せる”が話題となっていて‥‥。
CMは崖に立つ綾瀬が帽子を取るところから始まる。
「風が肌をなでる」
そんなナレーションのあと、全身が映し出された。赤く短いキャミソールからはヘソやくびれ部分が露わになり、呼吸に合わせて妖艶に動く。腰に巻いた赤布をワキ全開にしながら持ち上げ取り払うと、勢いよく海へと飛び込んでいった。そのスローモーションの映像で、短パンの裾からはヒップギリギリまでの太腿がのぞき、美脚があらわに。太腿から膝裏、足の爪先までつぶさに鑑賞できるのだ。
水中カメラに切り替わると、キャミソールの中で苦しそうなFカップのバストが水圧でグニャリと押し潰されていく。大きく足を開き、平泳ぎを始める綾瀬。真正面から捉えた泳法は、谷間モロ出しだ。そして、ヘソや鎖骨も見せつけながら水面へと上がっていくと、濡れた横顔がアップに。口を半開きにさせて恍惚とした表情を浮かべると、最後にみずから髪と頬をなで、
「明日の私もきっと好き」
と、つぶやいて終わる‥‥。
このCMをスポーツ紙芸能担当デスクが称賛する。
「水に入るし、髪が乱れる。綾瀬のような大物クラスの女優はなかなかやらないものです。しかも、ここまで胸を強調するCMも珍しい。水中バスト圧迫を正面から撮っているのは明らかに確信犯です。これまで綾瀬は映画『おっぱいバレー』でユサユサすることはあっても、あからさまに谷間を見せるようなことはしなかった。すごいサービスですよ。これから露出路線でいくという宣言、決意の表れです」
それはCMの記者会見でも明らかだった。なんと、背中パックリの赤ドレスで現れたのだ。現場にいたカメラマンが興奮口調でまくしたてる。
「司会者からは、背中が見えるよう『一回転してもらえますか』という指示があったのですが、すごくテレくさそうに回っていた。ブラのホックはなく、ノーブラ状態ですよ。露出した背中は筋肉質で健康美にあふれていました。実は綾瀬はキャラと違って体育会系で、朝にマラソンをやったりジムに通ったりしているんです。階段を下りる際も太腿が見えるか見えないかという場面があり、報道陣からは『おお~っ』と声が漏れた。そのあと、白い衣装に着替えて再登場したのですが、ブラのフォルムのラインが少し浮き出ていました」
ここまで「セクシー露出」を連発する理由を芸能評論家の三杉武氏が解説する。
「(綾瀬の所属事務所の)ホリプロはこれまで、グラビアからデビューさせても女優として大成するにつれ露出度を減らしていくパターンをとっていました。が、最近はその路線を変えてきている。優香にグラビア復帰させたり、深田恭子の水着写真集を出したり。綾瀬も3月に水着カットのある写真集を出しました。でもこれらはスタイルのよさで女性の憧れを誘うための作戦なんです。結果的に男性にとってもうれしいことになるのですが。もともと綾瀬は女性が憧れるカッコよさではなくキュートさで売っていたため、男性ファンが多い。今回は化粧品CMですし、女性ファンを増やすための新たな健康的エロさをアピールする戦略ということです」
さらには「ライバル」の存在も大きいと、前出のスポーツ紙芸能担当デスクは指摘するのだ。
「長澤まさみへの対抗意識からですよ。最初は長澤が先行し、綾瀬が追走する形でしたが、互いに大河ドラマに出演した段階で(長澤は09年の『天地人』、綾瀬は13年の『八重の桜』)主役を張った綾瀬が一歩リードした。先頃、2人が共演する映画『海街diary』の会見に、長澤はノーブラセクシー衣装で登場しましたが、今回さらに長澤を引き離すための赤ドレスです」
芸能ジャーナリストの安良佳人氏も言う。
「あの赤ドレスにはムチムチ感と成熟した魅力が満載。CMも水に潜って苦しそうに耐えている表情にはいやらしさがあった。今後、綾瀬は作品によって変わるかもしれません。カンヌで賞を取れるような作品に出会えば、脱ぐ可能性もある。清純派からの脱皮です」
三十路のさらなる大胆な挑戦を待ち望みたい。