ダウンタウンの松本人志(53)と三又又三(49)が絶縁状態にあると写真週刊誌「FLASH」(2月21日号)が報じた。原因は三又の借金。だが、お笑い業界には笑えない金銭トラブルがゴロゴロあるようで‥‥。
「完全に事実です。本当に返さないんです」
松本は2月12日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、こう言って「絶縁報道」を全面的に認めたのだった。騒動を芸能レポーターが振り返る。
「三又さんはバーの経営に苦しんでいると松本さんから1000万円を借りたのに、高級ブランド品や遊ぶ金に使ってしまい、結局はバーの家賃を滞納して、追い出されてしまったというんです。三又さんの“クズっぷり”は、他の芸人がたびたびテレビなどでネタにしてきましたが、今回ばかりはさすがに松本さんも激怒し、絶縁に至ったようです」
確かに、浮き沈みの激しい芸能界では、個人間の金の貸し借りもままあることかもしれない。今回の騒動に続き、大借金を背負う芸人の存在が他にも明らかになった。芸能プロ関係者が話す。
「元タカダ・コーポレーションのおやきくん(34)です。芸人仲間をはじめ、さまざまなところから借り入れ、ギャンブルや遊興費で借金が数百万から1000万円近くにまで膨れ上がったそうです」
「タカダ──」は06年に結成されたお笑いコンビ。よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属し、07年には「エンタの神様」(日本テレビ系)に出演を果たした。
「よしもとの仕事現場にもたびたび借金の取り立てが来ていたそうです。ある劇場では、借金取りが待ち構えていたため、おやきくんが窓から逃げ出したという逸話も。そうしたトラブルが相次いで、15年にひっそりと事務所を去りました。芸人仲間から一時、おやきくんの安否を気遣う声が上がったほどです」(前出・芸能プロ関係者)
コンビ時代のおやきくんはほんわかした外見で、相方の女芸人からいたぶられるキャラが定着していたが‥‥。
「何しろ柔道三段の腕前で、おまけにキレたら何をするかわからない性格だったようです。一部の芸人たちからはかなり恐れられていたので、『貸して』と頼まれたら断れませんよ。ちなみに上京したての頃、先輩のオリエンタルラジオの中田敦彦(34)の家に下宿していたのですが、そこで何か不義理をして、追い出されたとも聞いています」(前出・芸能プロ関係者)
テレビ局関係者がおやきくんの近況を明かす。
「過激な芸風で知られるパフォーマンスグループの弟分的なグループ、『電撃ネットワークJr.』のメンバーとして、昨年の春から活動しています。『もう表舞台に立つのは厳しいだろう』と関係者の間では噂されていましたが、おやきくんはこのグループのオーディションを受け、芸名を『ペリカン』に変えて心機一転、前向きに頑張っているようです」
そこで本人に話を聞くべく、現在の所属事務所にインタビュー取材を申し込んだのだが、
「お受けすることは難しい」
との回答だった。体を張ったパフォーマンスで客を沸かせる“電撃”芸人でも合わせる顔がないようだ。