やや意外だが、アンジャッシュ・児嶋一哉のすべり芸が長寿である。“スタイリッシュなすれ違いコント”として、そのクオリティはお墨付きだったアンジャ。かつては、イケメンで饒舌の渡部建と違いフリートークが弱い児島は“じゃないほう芸人”に振り分けられた。しかし、役者としての才能が開花。現在も、そのオファーが絶えないという。
2011年に約15年もの長きにわたって交際した元タレントの彼女とゴールイン。妻となった彼女の初体験の相手が、児嶋だったとか。お笑い業界に詳しいフリーライターはいう。
「アンジャと15年以上の付き合いになるバナナマンの設楽が、児嶋の天然すぎる素顔をバラし、今ではテッパンネタになっています。たとえば、結婚するまでは鶏肉、豚肉、牛肉の区別がつかなかったとか、キャベツとレタスも、時間をかけなければわからないそうです。きのこ、まいたけ、えのきに至っては、最近ようやくわかり始めたそうです」
その昔は、京王線の各駅停車の車中で駅弁を食べたというまさかの伝説も築いている。しかも、新宿⇒笹塚という10分弱の走行時間内で、しっかりみそ汁まで飲んだ。さらに、30代後半まで、浴槽のなかでおもらししていたというから、ここまでくれば、天然の域を超えている。
「驚くのは、結婚式は身内だけでやりたいという思いから、相方を招かなかったんです。妻の実家の岡山県で式を挙げたから‥‥なんて言い訳をしているようですが、スタッフや友人など約100人の招待者を呼んでいますから、とても通じないと思いますよ」(前出・フリーライター)
児嶋、やはりただ者ではない。
(北村ともこ)