「R-1ぐらんぷり」でネタが飛んで号泣したブルゾンちえみが注目を浴びているが、そんな“芸人らしからぬ”性格の持ち主は他にもいる。3月1日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)では男女コンビ芸人の「相席スタート」が登場し、“ちょうどいいブス”で人気を博す山崎ケイの並外れた人見知りぶりが明かされたという。テレビ誌のライターが解説する。
「相方の山添寛によると、知らない芸人ばかりが出演する現場があり、先に到着していた山崎から『今トイレに閉じこもって待っています。早く来てください』とのメールがきたというのです。これには司会の中居正広も『芸人不向きじゃん?』と驚いていましたね」
しかし「相席スタート」と言えば、山崎が男女間の微妙な駆け引きを演じるネタが人気。男を手玉に取る姿の似合う山崎が人見知りとは信じがたいが、お笑いライターは女性芸人についてこう語る。
「実際のところ女性芸人の多くは性格的に生真面目なんです。演劇からの転向など自己表現の手段としてお笑いを選んでいるケースが多く、ネタをきっちりと作り上げる内省的なタイプが少なくありません。そのためか破天荒な男芸人ばかりがいる現場に恐怖心を感じてしまっても無理はないでしょう」
ちなみに山崎は早稲田卒で太宰治を読んでいたインテリ芸人。ブルゾンちえみも島根大学教育学部出身で、ネタの合間に真面目さが垣間見えてくるのも納得だ。そんな彼女たちがトイレに閉じこもっていたりしても、温かい目で見守ってあげたいものである。
(金田麻有)