7月スタートの連ドラ「カンナさーん!」(TBS系)に、インスタグラム女王とも呼ばれる渡辺直美が初主演。さらに人気の連ドラ「家売るオンナ」(日本テレビ系)のスペシャル版では、イモトアヤコが連ドラに引き続き出演。「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ系)にブルゾンちえみが出演してから、ますます女芸人のドラマ進出が加速している感がある。テレビ誌記者が言う。
「『カンナさーん!』と『人は見た目が──』は、原作が漫画ですが、漫画で描かれるキャラのルックスが、それぞれ渡辺、ブルゾンとよく似ていることが起用された一番の要因ではないでしょうか。特に渡辺が演じる“デザイナー役”は、みずからファッションブランドをディレクションしている渡辺ともダブる。本人も漫画を読んで“私の事を書いている”と思ったほど。ハマり役ではないでしょうか」
確かに近頃の人気マンガは、見目麗しい女優ばかりが主人公ではない。見た目だけでなく“濃いキャラ”を演じるなら、女芸人に勝るものはないかもしれない。
放送作家はこうも指摘する。
「例えば、視聴率が20%に達すオバケ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で活躍するイモトを起用したのには、少しでも多くの人に見てほしいという計算が働いているのは間違いないでしょう。月9の低視聴率ぶりでも明らかなように、昔のようにドラマだというだけで高視聴率が得られる時代ではもはやありません。」
女芸人が、人気ドラマを席巻する時代が来るのか。来たら来たで、恐ろしい気もする…!?