大量短冊メニューで出張族も御用達
大阪の玄関口「新大阪駅」。隣接する複合商業施設内には多数の飲食店が入っているが、家庭的な雰囲気の大衆酒場で一杯飲みたければ、こちらのお店がおすすめ。JR新大阪駅から徒歩5分の距離だ。
カウンターとテーブル席、奥の座敷も含め、60人は収容できるという店内。壁には所狭しと短冊メニューが貼られている。刺身、ポテサラ、煮物、揚げ物と、どんな気分の時でも絶対にしっくりくるつまみが見つかりそうな豊富なラインナップである。
中でもおすすめは、ボリュームたっぷりの「トン平焼き」。箸を入れただけで溶け出すかのようなふんわりした卵とソースのハーモニーにかなうものはない。馴染みの魚屋からその日その日の新鮮なものを仕入れて提供する「お造り三色盛り」はどれも肉厚でプリプリの食感。この日は中トロ、カンパチ、しまあじの三種だった。
お店の創業は37年前。当時、地下鉄御堂筋線の入り口が店の正面にあったことから先代が「駅前屋」と名付けたという。駅周辺の会社に勤める常連や、新大阪のホテルに宿泊する出張客の利用が多いとか。現在では2代目店主夫婦とその息子さんやお嬢さんたちで切り盛りしている。「お母さんの大ファン!会いたくて通っている」とは常連の談。
■駅前屋
住所:大阪府大阪市淀川区西中島7-5-10 電話:06-6304-4724 営業時間:17:00~23:55 定休日:日、第一土曜