連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK)の視聴率が芳しくない。第3週が終わった時点で20%を超えたのがのべ3話に過ぎず、平均視聴率は3週とも19%台前半にとどまっているのだ。決して低い数字ではないものの、早くも20%割れの“原因探し”も始まっている。
「なかには“イケメン不足”を指摘する記事も。前作『べっぴんさん』では永山絢斗と高良健吾、前々作『とと姉ちゃん』では坂口健太郎や向井理、その前の『あさが来た』では玉木宏やディーン・フジオカと必ずイケメンが登場して主婦層の人気をつかんでいたというのです。『ひよっこ』にはイケメンの沢村一樹が主人公の父親を演じるものの、ストーリーでは現在失踪中。ほかは主人公の幼なじみを演じる泉澤祐希がイケメンなくらいで、ほかは個性派俳優ばかり。主人公が就職で東京に行けば、またキャストも変わってくるのですが」(女性誌記者)
しかしこのドラマ。決して評価が低いわけではない。
「ネット上では視聴率以上に面白いという声が多く、『小さな村の一人ひとりの生き方やつながりを丁寧に伝えている』と番組擁護の意見が多数書き込まれています。なかには『イケメン目当てで見てませんから』と断言する視聴者もいるほど。3週経って登場人物のキャラや立ち位置が明確になったところで、まもなく主人公が東京に旅立ちます。新たな出会いもありますから、視聴者は飽きずに見続けられるはずです」(芸能ライター)
ファンのなかには、朝の忙しい時間に“ながら見”するのはもったいないから録画してじっくり観たいという声も。視聴率よりも“視聴質”の高いドラマと言えそうだ。