5月10日放送の「業界激震!?マジガチランキング」(AbemaTV)内で「親の名前がないと成功できなかったと思う二世タレントランキング」が発表され、話題となっている。
しかし、ランキングに食い込んだのは現在もテレビで活躍するタレントのみ。実際は人々の記憶から消し去られた七光りタレントも数多く存在する。
世界のキタノと呼ばれ、映画監督や作家としても活躍する大御所タレント、ビートたけしの娘がタレントとして活動していたことをご存知だろうか。
1997年、北野井子としてX JAPANのYOSHIKIプロデュースで華々しくデビューを飾ったのだ。
当初はたけしの娘ということで注目を集め、歌番組やCMと多忙を極めていたが、その後米国留学を理由に芸能界から姿を消した。当時をよく知る芸能関係者はこう話す。
「北野井子のデビューから半年後、藤圭子の娘である宇多田ヒカルが彗星の如く現れ、一気に話題をさらわれてしまったんです。宇多田は16歳で作詞作曲の実力に加え、桁違いの歌唱力を兼ね揃えていたため、北野は勝ち目ナシと判断し、芸能界を引退したのかもしれません」
“たけしの娘”の肩書きを持ってしても、芸能界で生き残ることは容易ではなかったか。
(佐藤ちひろ)