春以降の編成の準備に入っている民放各局が、その目玉として狙っているのが、昨年のNHK紅白で司会を務めた嵐と吉高由里子の共演だという。
「紅白の結果を分析したところ、嵐と吉高の貢献度が極めて高かったという結果に至ったんですよ。CMのギャラもうなぎのぼりで、吉高は松たか子や黒木瞳と同じランクの3500万円クラス、嵐は1億2000万円と男性タレントではダントツのトップ。潜在視聴率でも今や嵐はSMAPを上回っている。フジは月9の主演に松本潤&吉高をリストアップ、日テレは夏の『24時間テレビ』に紅白司会コンビの復活を画策し、ともに破格のギャラを提示したと言われています」(広告代理店関係者)
ところが、なんと嵐サイドが吉高を共演NGにしたというのだ。
「一部報道では、紅白の司会ぶりがボロボロだったのに加え、番組終了後に大野智から優勝旗を強奪しようとしたり、会場にいた嵐ファンに悪態をついたことが原因とされています」(前出・芸能ライター)
人気者ゆえか、嵐には「共演NGタレント」が多いと言われている。
「ジャニーズの“派閥争い”で話題となったSMAPは有名ですが、年間オリコンCDランキングでライバル関係にあるAKB48もNG。ほかにも、“過激すぎる”という理由で壇蜜もアウトになっている」(芸能記者)
メンバー個々にも絡みたくないタレントがいるようだ。
「二宮和也は、映画『GANTZ』で共演した松山ケンイチがNG。2人とも俳優としてのこだわりがあるせいか、現場では会話する姿がほとんどなく、松山が結婚した際に、二宮とは連絡先を交換していないことを明かしています。櫻井翔は、映画『ヤッターマン』で共演した福田沙紀が現場スタッフにタメ口で話すのを見て辟易し、以降は共演NGに。映画の試写会でも櫻井と福田のツーショット撮影は禁止され、周りのスタッフがかなり気を遣っていました」(前出・芸能記者)
いまや名実ともにトップの嵐の機嫌を損ねないよう、メディア関係者たちは日々、キャスティングに頭を悩ませているようだ。