ドラマ「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ系)にて5月18日、若手お笑いコンビのブリリアンがドラマ初出演を果たした。イケメン長身コンビの二人は、同作品にレギュラー出演中のお笑いタレント・ブルゾンちえみのバックを務める“with B”として知られている。
視聴者からは「ブリリアン、カッコ良かった!」といった声も聞こえてくるが、芸歴の浅い彼らがブルゾンとの関係性だけでプライムタイムのドラマに出演したことには違和感を覚える向きも多いようだ。そんなブリリアンの出演についてテレビ誌のライターが裏側を語る。
「彼らが出演できたのはやはり“ナベプロ”ことワタナベエンターテインメント所属だからでしょう。同社はテレビ制作会社としても大手で、昔からフジテレビとは密接な関係を築いています。だからフジテレビもドラマの端役ならすぐに差し出すでしょうね」
両社の関係を知る視聴者からは「ゴリ押しじゃないか!」との批判もありそうだ。だが今回のブリリアン出演はフジテレビにとってゴリ押しどころか、むしろ頭を下げてお願いしたい案件だというのだ。テレビ誌のライターが続ける。
「フジテレビでは月9を筆頭にドラマの視聴率が凋落しており、芸能事務所からも『爆死作品には出したくない』と敬遠される始末。それゆえナベプロとのパイプは何としても維持したいところです。ナベプロ子会社のトップコートには木村佳乃や佐々木希、松坂桃李や菅田将暉など主役級の人材がごろごろいますから、今後のフジテレビでは彼らの出演が増えるかもしれません」
視聴者としては面白いドラマさえ作ってくれれば不満はないはず。フジテレビには視聴者とナベプロの両方から強力なプレッシャーがかかっているようだ。
(白根麻子)