芸能

天才テリー伊藤対談「田原俊彦」(3)毎日がハロウィンパーティみたい

テリー とはいえ、いちばん調子がいい時でもあるんだから、そんな忙しい中でもずいぶん遊んだんでしょう?

田原 ちょっとテリーさん、何でここで急に目を輝かせてるんですか(笑)。

テリー 人間っておもしろいもんでさ、忙しいとよけいに遊びたくなるじゃない。俺も3年間ほとんど休みなしで働いたことがあるんだけど、その間ずっと勃ってたから(笑)。

田原 アハハハハ! いや、確かに20代っておかしなもので、寝ないでも元気なんですよね。だから、よく夜中に合宿所を抜け出して遊んでました(笑)。2階だったから、けっこう危険なんですよ。一歩間違えたらケガしちゃうから。

テリー 当時は、どこ行ってたの?

田原 やっぱりディスコですね。六本木のネオジャパネスクとか‥‥。

テリー スクエアビル?

田原 そうそう、あそこもちょいちょい行きました。あと、バブルが始まってからはマハラジャのVIPルームに必ずいましたね。

テリー で、まさか田原俊彦が直接声かけるわけにはいかないでしょう。女性とはどうやって?

田原 僕、店の重鎮とか黒服の人たちとビシッとつながっていたから。

テリー その人たちが、気を利かせてキレイどころを連れてきてくれるのか。いいなぁ! かわいい子が回転寿司みたいに、どんどんトシちゃんの周りを回ってくるんだ?(笑)。

田原 いやいや、そこまでじゃないですよ。でも、バブルの時って本当におかしかったですね、もう毎日がハロウィンパーティみたいで。僕、当時20代後半で死ぬほど忙しかったんですけど、いちばんパワーがあって調子もこいてて(笑)。夜の12時過ぎまで仕事をしてヘトヘトなのに、家に帰るのが不安なんですよ。

テリー わかる! 何か、普通に帰ると損したような気分になるんだよね。

田原 「もしかしたら今、六本木にいちばんかわいい娘が来てるかもしれない」「自分がいない時に、何か楽しいことが起きてるかもしれない」‥‥そう思うと、もう居ても立ってもいられなくて。そうなると、もう忙しいとか寝られないとか言ってる場合じゃなくなるんですよ。

テリー アハハハハ!

田原 当時は携帯もありませんから、現場の状況なんてわからないし。だから、次の日も朝から「教師びんびん物語」の撮影があってセリフも2ページ分覚えなきゃいけないんだけど、「バカヤロー、俺はとりあえず行ってくる!」って(笑)。自分の体力や、メンタルにも自信があるから「3日は寝なくてもいけるぞ」って自分に言い聞かせて、もう毎日遊んでましたね。

テリー それ、もうほとんど病気だよ(笑)。

田原 そうですね(笑)。しかも六本木だけじゃなくて、ちょっと青山や銀座のほうにも顔も出さなきゃダメだなとか、とにかく飛び回ってました。

テリー そこまでしっかり遊んだら、帰ったらもう朝方でしょう?

田原 早い時でも帰るのは3時か4時ですね。で、そこから死にそうになりながらセリフや歌詞を覚えるという(笑)。

テリー そこは手を抜かないんだね、偉い!

田原 やっぱり主役の僕がビシッとしてないと、格好つかないから。

テリー もうあんな時代、来ないよね。

田原 仮にもう一度バブルになっても、みんなビビッてリスクを背負わないように遊ぶから、昔よりはつまんないでしょうね。

テリー 確かにおかしな時代だったけど、あれを経験できたのはよかったなァ。

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